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ポケモン対戦における煽り行為とその対策~不思議なバンギラスを添えて~

はしがき



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こんばんは。

 

現在引っ越しの移動中にこの記事を書いています。@ SUR(する)です。

 

今回の記事も例によってコラム的なネタ記事です。

 

が、ポケモン対戦において結構大事なことを書いてたりしますので、良ければ最後まで読んでいってください。

 

今回のテーマはズバリ、『長時間対戦する際のメンタル』についてです。

 

皆さん一度はランクマッチに潜っていて、不快な気持ちになったことはありませんか?

 

僕はそれなりにあります。

 

対戦中に回線を意図的に切断されたり、思考時間を意図的に遅延させたり、「おい!なんでドリュの前でミミッキュ突っ張って剣舞してんだ!アイヘ考慮せぇや!」と叫びたくなったり…

挙げるときりがありませんね。
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これらの行為が、長時間対戦するにおいてどのような影響を与えているか、皆さん考えたことはありませんか?

 

一応、回線の意図的な切断行為や、時間を意図的に消費することについては、ゲームの運営をしている団体や公式から"迷惑行為"と認定され、禁止されたり、実際に行った際のペナルティが設けられたりしていますね。した方は確実な罰則があります。

しかし、今回私がテーマにしたいのはむしろ"された側"の方です。

一部の人は相手に対して、「ざまぁwww」といった邪な気持ちへと変えて次へと切り替え何事もなくスルーできますが、ほぼすべての人は実は多大なストレスを受けています。

そう、メンタルへのダメージを負ってしまうのです。

メンタルへのダメージは集中力の低下やプラスの思考を出来なくする状態を作り出します。この状態では意図せずプレイングミスや不利な択の選択、思考がまとまらず時間切れを起こす、といった悪い影響を自然に誘発してしまいます。しかもこれらの行為がさらに気持ちを苛立たせ…といった悪循環まで引き起こすのです。シーズン終盤にTwitterで病んでるツイートしちゃってる人見かけますよね。それがこれです。
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さて、これらの問題、どう解決すれば良いんでしょうか…?

 

今回はこの問題にフォーカスを当てて記事の方を書いていきたいと思います。



 

1.相手を不快な気持ちにさせるメリット

さて、まずそもそもなんで相手を不快な気持ちにさせるんでしょうか?

それは明快単純、"相手を不快な気持ちにさせることにメリットがある"からです。

古今東西、あらゆる対戦、ゲームでは相手を不快な気持ちにさせることによって有利を得るという戦術がいくつかあります。

 

三国志においては、敵軍への挑発行為や味方の疑心を誘発する行為が頻繁に使用されていたようでした。参謀にはたいして効果はないのですが、兵をまとめる武将には有効であり、上の指示を待たずに軍を不必要に特攻させてしまいます。これが結果的に自軍をフワつかせてしまい、団結力を低めたり、簡単に返り討ちにされたりしてしまうという戦法が多様されました。
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日本でも1614年(慶長19年)、かの有名な大坂冬の陣で、真田幸村(真田信繁)が徳川方に鉄砲や投石での挑発行為を行い、怒った徳川方が進軍、真田丸というトラップゾーンに誘い込み一網打尽にしたというエピソードがあります。

 

また、『シャドウバース』、『ドラゴンクエストライバルズ』といったデジタルカードゲームでは、"エモート"と呼ばれるキャラクターに様々なセリフを喋らせる行為を悪用したものもあります。挑発的なセリフや相手をバカにしてるようなエモートを連投することで対戦相手を不快な気持ちにさせ、集中力を削ぐという行為が日常的に見られるようになってしてしまい、遂には『エモートは相手の思考へ干渉する0コストのスペル』という迷言まで誕生してしまったほどです。あろうことかエモートの一部がナーフされたキャラクターまでいます。

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現在の科学により、人は怒りの感情に触れると集中力が3割以上減少し、また、脳の操作性も5割以上落ちるという事実が解明されています。

 

以上のことより、こと対戦における"挑発"を用いた相手を不快な気持ちにさせる行為は、どんな世界でも非常に有効であったとご理解いただけたことかと思います。

 

 

2.相手を不快な気持ちにさせる挑発行為3選

続いて、ポケモン対戦において相手を不快な気持ちにさせる方法、つまるところ、"挑発行為"とはいったい何があるでしょうか。

 

ポケモンには他のゲームと比較して、"エモート"と呼ばれるような相手を直接挑発するようなシステムは存在していません。(ちょうはつという技はあるんですけどね。)

 

ですが、相手を意図的に不快にさせる行為はいくつか存在します。

いくつか紹介しましょう。

 

※以下の行為には相手プレイヤーへの迷惑となるため公式から禁止されている行為もあります。紹介はしますが推奨しているわけではありません。

 

 

○意図的な回線の切断
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お手軽に出来てしまう相手を不快な気持ちにさせる行為No.1。ですが、この行為は公式からもやめるよう声明が出されていますし、何度も行うようであればその行為をした本人に直接ペナルティが発生するようになっています。

やった側も、やられた側も得をしない誰も幸せにならない挑発行為です。絶対に意図的にしてはいけません。

 

○対戦相手のTwitterアカウントを特定しクソリプを送る

盤外戦術もいいとこです。

これもあまり許された行為ではありません。

身内感でやるならまだしも、見知らぬ他人への誹謗中傷はそもそも法律で禁止されています。

これに関しては時間の無駄過ぎるのでやめましょう。

 

○催眠厨
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上2つとは違い、明確に"することを許されている"人を不快にする行為です。

相手が何をしてこようが関係ない。取り敢えず眠らせる。そこにプレイングはありません。対戦開始直後に「よろしく!」とエモートする感覚で彼らは催眠術をしてきます。

とあるポケモントレーナーの研究によると、催眠技は使わないよりも、使う方が長い目で見ると統計上対戦では有利になることが提唱されています。

挑発行為、とは一概に言えないかもしれませんが、催眠技は場合によっては何も生み出さない無駄行為となることも少なからずあるため、"ターンを犠牲にした挑発行為"と言えば広い目で見たら当てはまるのかもしれませんね。

 

 

さて、ここまでで紹介してきたポケモンにおける対戦相手への直接の挑発行為ですが、実態はあまり良いものではありません。

公式から禁止されていたり、時間も人間関係も大きく無駄にしてしまったり、挑発行為そのものにリスクが伴ったり…

他のゲームのエモート機能に比べると、「なんか違うな…」感が拭えません。

 

そこで!

 

私は、全く新しいポケモン対戦における挑発行為をここに提唱します。

 

 

 

3.新たに提唱する煽り行為『○○バンギラス』について

 

さっそくお教えしましょう。

 

その方法とは……

 

 

 

 

バンギラスにパスタを持たせてパーティ公開して対戦しダイマックスさせる!f:id:fales-kily:20210303175612j:image

です!!!!!!

 

 

 

………?

 

 

もう一回言います。

 

 

バンギラスにパスタを持たせてパーティ公開して対戦しダイマックスさせる!
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です!!!!!!!!!!

 

 

 

…はい。

ちょっとこのままだと意味不明ですね。

解説しましょう。

 

そもそも皆さん、"ダイマックスするバンギラスの持ち物"といったら何を想像しますか?

多くの皆さんが答えるのは「じゃくてんほけん」だと思います。

現に、禁止伝説解禁前、2021年1月のランクマッチの統計では、シングルダブル共にバンギラスの持ち物第一位がじゃくてんほけんです。
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ゆえに、皆さんはバンギラスと対面した際に一番意識していることは、

バンギラスか~、持ち物じゃくほだったらダイマして受けられた後に全抜きされるかもしれないし、弱点じゃない技で削って最後に弱点つこ~」

とかのはずです。

 

つまり、きちんとプレイングをされた場合、"バンギラスじゃくてんほけんは発動する機会がない"んですよ。

 

仮に発動することがあったとしたらそれはもう負け試合のはず、割りきって次の試合に気持ちを新たに臨むことでしょう。

だからこそ、私たちはバンギラス等のじゃくてんほけんを持っていてもおかしくない相手とは普段から慎重に対戦を行っているはずです。

 

ところで皆さん!

対戦に負けた相手が対戦終了後にパーティを公開してたらどうしますか?

 

そりゃあ確認するでしょう???

 

ギリギリの攻防の末、結果的に負けてしまった。でも、相手のバンギラスじゃくてんほけんを発動させないように慎重に立ち回ったはず。

そんな相手がパーティを公開してたら、どんな相手に負けてしまったのか、間違いなく見に行きますよね。

 

そんな相手のバンギラスの持ち物を見たときにこんなものが映ってたらどう思います??
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腹立つでしょ?????????

 

ここまで頑張ってバンギラスじゃくてんほけん発動させないように丁寧に行動したのも、何しても持ち物が発動しないバンギラスに対してびくびくしてたのも、ぜーーんぶ無駄!

だってバンギラスの持ち物はパスタなんだもん。

 

対戦相手がほくそ笑んでるのが容易に想像つきますよね。

 

こんなんキレるでしょ。

 

しかし、こうやってキレてしまったら相手の思うつぼ。

次の試合以降の集中力や脳の操作性なんて著しく落ちてしまっているんです。

そう、これがつまるところの

"合法的かつ誰にも迷惑をかけない、相手が勝手にキレてるだけの煽り行為"

なのです。

 

対戦した相手がずるずると負けを積み重ね、ランクが落ちていってしまうことで、自然と自分の順位が上がるようになる、という相手を不快にさせることのメリットも最大限受けることができます。素晴らしいですね。

 

 

Q.なんでパスタなの?

アイテム分類「しょくざい」のアイテムは基本ポルターガイストやはたきおとす、おみとおし等の対戦中に持ち物に干渉する技や特性を用いない限りバレることはありません。全アイテムの中で最も"効果がなくて相手を困惑させられる"アイテムなのです。

そして、しょくざいの中でパスタは唯一"3文字でかつ母音がaで終わる"アイテムです。

日本語で3文字で言える言葉というのは大変口に出しやすい上に、伝えたい最低限の情報量を詰めることもできる大変安定した言葉でもあるのです(例:江越、多田野、新井etc..)。

また、母音がaで終わる言葉というのは非常に叫びやすい言葉でもあります。よく『あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!』って叫ぶひといるじゃないですか。あれ、「a」が最も叫びやすくて響く音だからなんです。

以上から、2つの条件を揃えた「パスタ」というアイテムは最強に口に出しやすく、また叫びやすい言葉でもあるのです。(是非今度登山でもした時に叫んでみてください。本当に言いやすいですよ。)

 

口に出すことで怒りの感情は継続されやすくなります。一度脳に強くこびりついた言葉というのは中々離れていきませんから、パスタを思い出し続ける限り、キレ続けることになるでしょう。

また、パスタは全世界共通で「パスタ」です。つまり、グローバルに人を煽ることが出来るんですねぇ????

これはボブの缶詰めやふさパックなんかには出来ない芸当です。

 

以上のことより、パスタこそが最も煽り性能の高いアイテムであることがご理解いただけましたでしょうか?

 

皆さんも是非、バンギラスにパスタを持たせてパーティ公開してランクマッチ対戦してみて下さい!

 


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さて、聡明な読者の皆さんなら気がついたことでしょう。

 

この記事、本質は上記にはありません

 

というのも、本気でパスタバンギラスなんか使ってたら笑われかねないからですね。

 

でも、実際シーズン終盤、最終日1週間前にパスタバンギラスとマッチングしたら…

正直引きずりそうですよね。

 

って訳で最後にこういうことが起きても大丈夫なよう、適切なアンガーマネジメントの方法について掲載しておこうと思います。

 

 

4.適切なアンガーマネジメントについて

○アンガーマネジメントとは

文字通り、怒りの感情をコントロールして、不必要な脳や身体の暴走を抑えることを言います。これについては、調べると多くの医学書やビジネス書にも載ってるほど有名な言葉です。

でも、わざわざ御大層な専門書や論文が出るほどの言葉です。正直一から学んでたらきりがありません。

ですので、ここでは簡単に、誰でも、すぐに出来る方法をひとつだけ紹介しておきましょう。

 

○簡単なアンガーマネジメントの方法とは

怒りを感じた時にすぐできる簡単なアンガーマネジメント、それは…

 


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10秒間深呼吸をする!

 

これだけです!

 

 

 

え…これだけ?

 

これだけです。

 

まぁ、正確には"4秒間息を吸って6秒間息を吐く"という吐く時間の方を長くした深呼吸、なのですが、これはその方が効果が高いだけで、別に無理してしなくてもいいです。でも、「10秒」というのはとても大事です。これについて簡単に解説しましょう。

 

まず、平均的な人間の怒りの感情のピークの持続時間は10秒と言われています。つまり、10秒間別のことに集中すれば怒りの感情自体は解消されてしまうのです。これはだいたいのアンガーマネジメントの論文に載っている確実な情報です。

次に、深呼吸についてですが、深呼吸って実は何か複雑な物事を考えながらするのが難しい行為なんです。それこそ、(4秒…6秒…)という数をかぞえるくらいしかできません。

これは脳に新鮮な酸素を送り込むために脳の機能が一部抑制されるからなんですね。

脳の機能が抑制されるということは、当然、怒りの感情なんか抱えてる余裕はない、ということになります。つまり、怒りの感情は深呼吸を行った時点で中断され、持続しにくくなるのです。

これにより気持ちはリセットされ、次への切り替えなんかも容易になる、ということです。

ちなみに、人は吐く息の方が長くなると集中力が増すと言われています。催眠を導入する際などによく使われていますね。

集中力が増せば、負け試合の次の試合でもベストコンディションで臨むことが可能になりますし、怒りの感情のリセットとコンディションの調整が同時にできるので都合がいいということが分かってもらえるかと思います。

 

以上が効果的なアンガーマネジメントの方法になります。

 

※ここで注意なんですが、何らかの病気(閉塞性肺疾患等)によって深呼吸をすること自体が身体に大きく負担をかけてしまう人もこの記事の読者にはいるかもしれません。そういう方は、かかりつけの医師と相談するなり、自分でアンガーマネジメントの本を購入するなりして、自分に合った良い方法を見つけてください。

 

また、深呼吸によるアンガーマネジメントはほとんどの方には効果的ですが、ある程度の個人差や、一部例外が存在します。申し訳ありませんが、その点をご理解いただけたらと思います。

 

 

 

 

 

おわりに

今回の記事で語りたいことは以上です。思ってたより長い文少量になり自分自身困惑してます(;・ω・)

ですが、これを期にパスタを所持したバンギラスが少しでもランキングに出てきたのなら、僕は嬉しいです。でも、その光景を指をさして笑うことでしょう。ある意味楽しみですが。

 

それではこれにて失礼します。ここまで読んでくれてありがとうございました。またどこかのクソ記事でお会いしましょう。

 

せば(・∀・)ノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煽り行為を推奨してるみたいな内容になっちゃいましたけど、お願いだから叩かないでください(´・ω・`)