こんばんは。
先日数年ぶりに実家の秋田に帰省し、お土産を爆買いしたは良いものの、仕事と育児が忙しすぎて全然友人たちに会う機会がなく、家でお土産たちが悲しそうに床に転がっているのを、ただ見ることしか出来ない男、@ SUR(する)です。
友人~~~、雑に俺と会ってくれ~~~!!
さて、それはさておき。
今回も休歌さん主催の企画に参加してきました。
僕この人の主催するトンチキ企画大好きなんですよね。
僕もこういうの主催する側の人間だったので…
今回の企画は所謂ドラフト対戦なんですけど、詳細は主催の記事を読んでください。
【BAN&ドラフト】パルデアの空からエリアゼロの底まで杯 募集要綱(ポケモンSVダブル) - 休歌のおもちゃ箱
ざっくり説明すると、
・なんか使えないポケモンがやたらいる。
・アホみたいな人数でドラフトする。
の2点ですね。重要なのは。
そんで、僕はこういう制限強い系の大会では、どんな戦術が強いのか、ってのを経験則で知ってるんですね。
それが
†怯ませる†
です。
こんなん普通のポケモン対戦でもやられたらしんどいですよね。そりゃあそうですよ。
ただ、この戦術って普通のポケモン対戦ではあまりを『この戦法を軸にする』って意識はされないがちなんですよね。
それもそのはず、だってそんなわざわざ怯ませる暇があったらもっと強い並び作って相手を倒しちまえば良いって話ですもん。
「別に、倒してしまっても構わんだろ??」ってヤツです。
ですが、この戦術はこと制限強い系の対戦では他の戦術よりも非常に強力です。
その理由を見ていきましょう。理由は3つです。
1.相手を倒せるラインが普段よりも下がる。
この戦術が他より優先されない理由はシンプルに"火力"です。
当たり前の話ですが、相手のポケモンを倒せる状況なら、相手を怯ませることとか考えずに倒してしまった方が良いです。
ガチグマでいわなだれなんか選択しないですよね?って話です。
ですが、こと制限強い系の対戦では、相手を倒せる技の火力ラインが大きく下がります。「なんかこのポケモンやたら相手の攻撃耐える~」とか、「このポケモン耐性偉すぎ~」とか言えるポケモンが軒並み使えなくなりますからね。
本来ガチグマの地震でどうにか届くはずだったパワーラインが、ルガルガンのいわなだれでも十分届くくらいになるのです。
つまり、
『怯ませるための技』が『倒すための技』にクラスチェンジするんですね。
これは非常に大きいポイントです。
2.成立のしやすさ。
他の戦術がポケモン同士の個性に非常に依存しがちなことに比べて、この戦術は構造がシンプルな分、成立のさせやすさがとんでもなく楽です。
例を挙げて見てみましょう。
例えば、ウーラオスの水テラスプレート雨水流連打、を成立させるとします。これやたら強いですよね。
まず、この戦術を成立させるにはウーラオス、それも連撃の型が必要になります。1匹しかこの条件を満たせるポケモンが居ません。終わってます。そして、ウーラオスの上から雨を降らせるポケモンが必要になります。まぁ、上から雨ごいすりゃあ良い話なので、こっちはあんまりハードルが高くないですね。が、相手に妨害されたり、倒されたりしたら成立しないわけですから、必然的にトルネボルトのようないたずらごころや、ニョロトノぺリッパーのような雨降らしポケモンが必要になってきます。
が、怯み戦術の成立のしやすさはどうでしょうか。何ででも成立しますよこれ。(定義が曖昧なのでそれはそう。)追い風といわなだれ揃えたら完成です。素晴らしいですね。しかも追い風に代わる方法や、いわなだれに代わる技もたくさんあります。
この成立のしやすさは使えるポケモンが制限されてる状況において、選択肢を拡大できる重要な要素なのではないかと考えます。
3.メンタルに気を遣わなくて良い。
皆さん軽視しがちですが、メンタルへのダメージというのはめちゃめちゃ重いです。
僕なんかは仕事でやらかした日の3日後くらいまで余裕でそのやらかしを引きずって仕事がまともに出来なくなります。
そんな僕が凄い繊細な構築使って全試合まともにちゃんと試合出来ると思いますか…?
まぁ、出来ないんですよ。
ってわけで、
・上を取る
・殴る
のシンプルな構造を作った方が良いのは火を見るより明らかです。
交代読みとか、テラスタル読みとかなるべくしないようにして、「ばなな。」って言ってるだけでいいようにしたいですね。
以上を踏まえてドラフトに挑み、完成した僕のパーティが……
こちらです。
お~…まぁまぁまぁまぁ。
構造自体はキレイに出来てますよね。
・天候
・トリル
・追い風
・いたずらごころ
とS操作の手段が十分以上に揃ってますし、特殊物理のバランスも良い。
方針としてた怯み戦術に関しても、雑ないわなだれ、あくのはどう、アイアンヘッドが揃っている。
まぁ、いい感じに見えますよね。
じゃあここでドラフトの経緯についておさらいしていきましょう。
○BANポケモン&ドラフト1位
こちらですが、僕がBANしたポケモンは『ドラパルト』になります。
理由は以下の通りです。
・やたら速いので上から怯ませる戦略が通りづらい
・壁とか電磁波とか器用なことが出来すぎる
・特性全部強い
・ドラゴンアローの仕様に悩まされそう
いるだけでややこしさが増します。こんなポケモンは居なくて良いです。もっと雑に「ばなな」って言わせてください。
そして、ドラ1の提出ですが、これは『バンギラス』にしました。
理由は以下の通りです。
・天候系の構築を軸に作れるのでドラフトがしやすい
・物理アタッカーにも特殊アタッカーにも出来る
・トリルエースにも追い風エースにもなる
・てだすけの習得によりサポーターも可能
・いわなだれもあくのはどうもアイアンヘッドも出来る
今回僕がドラフトに求めることの全てが詰まっています。しかも、現在ランクマでは意外と影を潜めてますから、他の参加者ともドラ1で被りづらいです。
これはいけるな、と考えていましたが、提出前にとある問題が発生しました。
それが以下のツイート(ポスト)です。
やめてよそういうこと言うの~~~!!!
一気にドラ1で通るかが怪しくなりました。
何がアレって、ダジャレ大好きだからそういうノリでBANする、ってしてきそうな人がいるんですよ。
本当に困った。
でもまぁ…バンギよりももっとBANしないといけないポケモンいるから許してくれよ…と祈りながらドラフト1位指名で提出しました。
結果は…
無事通りました!!!!やったぜ!!!
なんかBANされてないポケモンにウーラオスとかテツノカイナとかいるけど…まぁ、気にしない方針で!!
○ドラ2
ドラフト順は毎回ランダムということで、完全に運になりますね。
ドラ1で無事にバンギを取れ、他の人が砂おこしを取っていない関係上、「砂エースは優先して取らなくても良い」ということになります。最悪ドラ6とかで良いです。
ってわけで、ここで欲しいのは他の絡め手が出来るポケモン、トリルが出来て範囲攻撃も出来るみたいなポケモンが良いですね。
お~…?主催がドラ1でガブリアス?なるほどなるほど…
じゃあサーナイト取ったろうかぁ!!!!
これぞドラフトの醍醐味です。必要な役割を果たせるポケモンが複数体いる場合、なるべく他の人の構築の完成度を落とすように選ぶ。
主催が放送内でキレてましたので、目論見が上手く行って僕は満足です。
○ドラ3
さて、バンギサナは取れましたが、方針にしてた上から怯ませる、を単体で遂行してくれるポケモンが取れてないですね。ここで取っておきたいところです。
ってわけでドラ3では『テツノコウベ』を選択。
パラドックスポケモンは持ち物にあまり悩まなくて良い分、思考時間やストレス値等のリソースを大幅にカット出来ますし、数値の高さも申し分無いので良いですね。
しかもコウベは追い風が出来るのも良いですね。これでS操作方法がまた増えました。
○ドラ4
ここで取っておきたいのは"いたずらごころ要員"です。S操作から味方の火力サポートまで何でも出来るので、取っておくに越したことはありません。んで、ドラ4まで置いておいた理由ですが、まぁ、イルミーゼバルビートやらのいたずらごころ要員ってキタカミで結構増えましたし、数値が関係ないことはヤミラミが環境で活躍してることからも明らかですからね。優先して取る必要はないやろと判断しました。
んで、結局選んだ枠は『タギングル』です。
怖い顔によるS操作に加え、最強のデバフ技であるすてゼリフを覚えます。
そして、タギングルの強みですが、無駄に速い(130族)すばやさとアシッドボムを両立出来ることです。これにより特殊アタッカーの上からアシボを放つことで擬似的な打点補助まで出来ます!強い!!!
この時点でだいぶ色んなことが出来るパーティが完成しました。さて、ここからパーティを整えるポケモンを選んで完成させたいところですね。
○ドラ5
ここまで順調に進んでたドラフトですが、ここで事件が起きます。
ドラ5で指名しようとしていたローブシンが森カモメさんに取られてしまいました。
なんてこった。
仕方ないので…別の格闘打点になりつつ先制技もあるブリガロンを…
あぁ、こっちもLawさんに既に取られてました。
まずい…ちょっと物理アタッカー枯渇してるし、先制技枠も欲しいのに…
あっ!!照相馬くんがカバルドン指名しやがった!!!これ、次のドラフト指名順次第でルガルガン取られるやん!!!
これは…よろしくない…
仕方ないので、ドラ5では『真昼ルガルガン』を指名しました。苦渋の決断です。
※後日談照相馬くんはルガルガン取る気なんて端っから無かったそうです。畜生…心配して損した…
○ドラ6
さて、選べるポケモンが居ないですね…
ここに求めるのは
・物理アタッカー(火力高いとなお良し)
・先制技持ち
・アイアンヘッドが強く使える
・範囲技もある
・鋼に打点がある
です。
何ですかこのむちゃくちゃな条件。
ドラ6に求めていい条件じゃ無さすぎるでしょ。
結果的に一番当てはまる『オノノクス』を指名しましたが…さて…
以上でドラフトが終了しました。改めて僕のパーティを見てみましょう。
皆さんも薄々お気づきでしょう。
このパーティ…
びっくりするくらい鋼タイプが重いです。
なにもう…なに???
どうすんのこれ???
何なら鋼以外にもフェアリーも重いです。
岩タイプも一貫してます。
氷技も一貫してます。
欠陥まみれでは??????
パーティの完成度だけはやたら高く見えるので下馬評はそこそこに良いんですが、使う側からしたらたまったもんじゃありません。
本当にこれ。
ドラフト上手ぶってましたが、実はドラフト超下手くそ説が浮上しましたね。
そしてここに更なる追い討ちが来ます。
なんと…
普通に毎日忙しい!!!
仕事!!仕事の勉強!!!家事!!!!育児!!!!!
時間がびっくりするほどありません!!!!!!!!
考察をするまとまった時間が恐ろしいほど取れませんでした。これはとんでもない問題ですね。
そこで僕が取った手段は…
ウルボ色厳選です。
いえいえ、これにはちゃんと目的があります。
まずは対戦相手への威嚇です。
このポケモン達への考察は並々でないぞ、色々と考えてるんだぞ、というのを、視覚的に時間のかかってそうなものにすることで、対戦相手に精神的なダメージを与えます。そしてこのダメージにより得られたアドバンテージで試合も逃げ切ろうと判断したわけです。
もうひとつの目的が自分のモチベーションの維持です。
さすがに考察に時間が取れないとモチベーションってどんどん落ちていくんですよ。これがよろしくありません。って訳で自分のモチベーションの維持向上のために、空き時間でひたすら色厳選してました。
その結果が対戦日前日のこれです。
まぁまぁ、ある程度の威嚇には成功しましたね。
ちなみにこの時点で、対戦の考察は2人分しか出来ていません!!!!!
どうすんだマジで。
後半へつづく…